山間の自然派助産院/瀬戸内市邑久町
【After】外観

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山間の自然派助産院/瀬戸内市邑久町

~古民家再生~
【Before】和室
【Before】和室

リノベーションのポイント

  • 自然と調和:環境に馴染む外観と心地よい動線設計。

  • 現代性能を導入:焼板仕上げや断熱サッシで快適に。

  • 素材と手仕事:囲炉裏や無垢材を用いた温もりある空間。

事例情報

エリア
岡山県瀬戸内市邑久町
構造
伝統構法

事例の紹介

海と山に囲まれた自然の中で、妊婦さんがリラックスしてお産に臨めるように、と古民家を改装した助産院を計画。
落ち着いた外観や既存の建具を活かしながら、使い勝手の良い空間に仕上がった。

【外観 Before/After】
屋根を葺き替え、焼板で一新された外観。窓の性能もアップして暮らしやすく。

【外観】
以前は二棟に分かれていた蔵と離れの屋根を繋げて雨漏れのリスクもなくすっきりとした外観に。

【蔵】
蔵の小窓はアルミサッシに変えて気密と断熱性能をアップ。縁に漆喰を塗りまわして趣を残した。

【外観】
こちらは瓦のみを新しく吹き替えた。サッシや外壁はそのままで以前の趣が感じられる。

【玄関】
既存のガラス障子を移設した。古いまま残っている天井や壁に馴染んでいる。

【囲炉裏】
大きく間取り変更をして広い部屋に。手作りの囲炉裏を囲んで団らんをするのが楽しみ。

【茶室】
囲炉裏の部屋の脇に小さな茶室を施した。遊び心で躙り口も作った。

【ダイニングキッチン】
キッチンの天井を解体すると出てきた大引天井を活かした。大きな無垢のテーブルにも負けない存在感になった。

【和室】
襖と畳を貼り替えただけの和室。天井も欄間も以前のまま使った。

【書斎】
以前は蔵だったこともあり静かな空間。勉強もはかどりそう。

【和室】
以前は天井裏に隠れていた丸太梁を表しに。さらに勾配天井で開放感を持たせた。

【病室】
病室は広縁に面した明るい空間。洗面も隣接して使いやすく。

【洗面台】
洗面台は作業台も広くして赤ちゃんのケアも出来るくらいに。

【タイル】
海に近いこともあり、波の形の海をイメージしたガラスタイルを張った。水栓のデザインもレトロで古民家の雰囲気に馴染んでいる。

【分娩室】
綺麗な桧の柾目板を張った分娩室。木の香りに包まれてリラックス出来る空間に。

この事例の現場レポート

No.1 2023年1月21日

解体始め

山間の古民家を改装して自然の中の安らげる空間で出産して欲しいとの助産師であるお施主様の想いから、一念発起して大阪から移住し助産院を開業されます。縁あって弊社も微力ながらそのお手伝いをさせて頂きます。

本日はお日柄もよく、お施主様ご家族も勢揃いして解体始めの儀を執り行いました。
建物の四方のお清めをして建物の一部を壊し工事の安全とご家庭の繁栄を祈念いたします。

囲炉裏や茶室など古風な建物を活かした空間も計画していますのでお楽しみに!

No.2 2023年1月25日

解体前@雪化粧

今日は冷えますね~ (((ー_ー)))
大寒波の影響で路面凍結にも気を付けつつ現場に到着。
やっぱりうっすらと雪化粧でした。解体前の貴重な一枚になったのではないのでしょうか。

足場も立っていましたが、シートをきちんと畳んでくれていたので強風にあおられることなく耐えてくれていました。
準備も万端、あとは解体を待つばかり。

No.3 2023年2月6日

解体も終盤

解体も目途が立ち、次は大工さんが入ります。
まずは、ブルーシートで覆われている屋根から着手していきます。
左の建物と右の建物で、屋根の高さが違います。
これを揃えていく作業からです。

No.4 2023年2月9日

丸太

この丸太は残します。
丸太の上に束を立てます。
まずは糸張ってレベルと位置確認します。

No.5 2023年2月14日

前回だした位置とレベルで丸太の上に束を立て、棟を施工しました。

No.6 2023年2月15日

垂木

垂木を施工中。
母屋部隊と垂木部隊で別れて作業してます。
残す部材(古材)があります。
高さもバラバラの為、まずは高さを整えました。

No.7 2023年2月28日

空が青い!

既存の蔵に並んで建てられた離れの屋根を蔵と揃えるため小屋組みを新しくしています。
まだ屋根板が全部貼られる前に空を見上げると雲一つない青空!グッドなタイミングでした。

屋根の高さを揃えたことで天井も高くなり屋根板の上にしっかり断熱もして快適空間になります。
既存の丸太梁の曲がり具合が絶妙!

No.8 2023年3月11日

瓦工事 1回目

本日は、瓦の職人さんにきていただき屋根の瓦工事施工してもらいました。
古くなり、割れや、ノシがない箇所があったり、漆喰が落ちていたりと雨漏りの原因になる為、補修しています。

No.9 2023年3月14日

職人さんと打合せ

本日は、電気や消防設備の打合せをしました。
古民家は、配線を逃がしたくても、丸見えな仕上がりが多い為とても難しく考えさせられます。
『ここは、通せるか』『ここを壊せばいける』等、職人さんと確認をします。
古い配線を撤去して、新しく配線をしていきます。

No.10 2023年3月28日

壁の下地

壁の下地を作っています。
トイレや洗面等、水回りをこちらに作っていきます。

No.11 2023年4月14日

室内も徐々に

壁の石膏ボードを張る前の下地です。
徐々に部屋の雰囲気が出てきました。

No.12 2023年4月17日

瓦解体中

瓦葺き替えの為、本日より撤去作業入りました。
小舞竹に杉皮で下地がされておりました。
年数も経ち、余り状態もよくなかったので一部下地から交換です。

瓦が撤去できれば、大工さんにより下地作業開始です。

No.13 2023年4月28日

瓦葺き替え

瓦の状態が思ったより悪く大部分を葺き替えます。

このアングルで見ると「山間の・・・」タイトル通りですね。
屋根も新しくなりますので出来上がりをお楽しみに!

No.14 2023年5月10日

外壁の準備

左官さんが現場に入って、本日は外壁の塗り準備をしてくれました。
防水シートとラス(網の部材)を施工したましたよ。
明日1回目の塗りを作業をします。

No.15 2023年5月23日

天井施工中

底目天井中杢の施工です。
新たに造作した廻り縁も取り付けました。
底目との雰囲気がGOODです。

No.16 2023年5月31日

ぬりかべ

妖怪ではないですよ 笑

既存の塗り壁仕上げ(ここばシックイ)を落として下地の木部まできちんと直しています。
下地が浮いていると上に塗ってもまた剝がれてしまいます。
こういった隠蔽部こそ手を加えないと仕上がりにも影響するので。職人のこだわりです!

No.17 2023年6月8日

これぞ職人!

分娩室の壁にヒノキの腰板を貼ります。木目は綺麗な柾目です。
上質な製品で全て綺麗な木目ではあるものの、開封してそのまま順番に貼っていくのではなく色目や柾目の細かさなど偏りがないように並べて思案しています。
これぞ職人です。
単に順番に貼ってしまえば簡単に早く作業も終わりますがこのひと手間を惜しまないところが職人のこだわりですね。

No.18 2023年6月20日

あじさい🌸

現場から帰路につく道中、道端に咲くきれいなあじさい🌸に魅せられ車を停めて思わず撮ってしまいました。

今日は梅雨の合間の快晴の日。
現場では日差しも気にせず打合せしてしまい夕方には皮膚がヒリヒリしてました。
あ~あ、またシミの元を作ってしまった(>_<)
ただし、打合せは順調に出来たので成果ありでGOOD‼

No.19 2023年7月10日

丸太のある部屋

既存の丸太を残して施工してます。
丸太とボードの削り部が綺麗です。

No.20 2023年7月12日

Before 👉 After

蔵の屋根高さに、離れを設定して施工しました。
表し天井にする事で、広くとれ、窓高さを変更して暗い雰囲気から明るい空間へ仕上げました。
間仕切られていた壁を取り、一つの部屋にリフォームしました。

No.21 2023年7月18日

足場 いよいよ解体へ

高所の作業も完了したので、足場を解体します。
瓦の葺き替えや、板の張替え作業など活躍してくれました。

No.22 2023年7月25日

手摺取付

本日、久方ぶりの現場確認です。

数日前にまだ新人の4年目の大工が取り付けたという無垢の手摺。
角も合わせて綺麗に仕上がっていました。
親方も褒めていましたよ^^少しづつ出来る事が増え立派な大工に一歩前進!

No.23 2023年7月28日

左官さんのお仕事

今日は、左官さんが室内壁の施工をしてます。
手分けして、下塗り班と仕上げ班で作業しています。
下塗りも、もう少しで完了します。

漆喰・珪藻土 を施工していきます。

No.24 2023年8月1日

瓦棒屋根 塗装しました

既存のお屋根です。
色がかなり褪せており錆もチラホラ。
塗膜の劣化の為、錆処理して、塗装施工しました。

No.25 2023年8月3日

内装工事

内装工事もそろそろ終盤となってきました。(写真はクロス)
現在、左官さんが珪藻土・漆喰を使って仕上げ工事をしてくれています。

No.26 2023年8月8日

付書院

最近のお家では見る事が減ってきましたね。
元々は、書物を読み書きする机変わりに設けられました。
建具を再利用して障子紙を貼り替えました。

No.27 2023年9月1日

洗面所

助産院スペースの洗面所廻りは海をイメージした魚のウロコのようなガラスタイルを張ってみました。
水栓もレトロなデザインで古民家にマッチしてます。

No.28 2023年11月20日

出来上がりました!

しばらく更新が滞っていましたが、とうとう完成しました!
入口も一新され気持ちよく訪れて頂けます。

工事中も楽しく打合せさせて頂きありがとうございました。
自然に囲まれた助産院の繁栄をお祈りいたします!

なんばの古民家を体験できる展示施設