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建替かリノベか?お悩みの方へ

お悩み相談コラム

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建替かリノベか?お悩みの方へ

明治20年創業、倉敷市の工務店なんば建築工房では、新築注文住宅から、リノベーションまで、様々な工事に対応しています。

近年、リノベーションの需要が高まるなかで、「新築(建て替え)すべきか、リノベーションを選ぶべきか?」というご相談を受けることが増えてきました。

実際には、老朽化が気になり建替えを検討されていたものの、調査の結果、構造を活かしたリノベーションが可能だったケースや、二世帯同居をきっかけに建替えとリノベで迷われた末、部分的な建替えと改修を組み合わせたご提案をした事例もあります。

建替えか、リノベーションか。
どちらが正解かは、建物の状態やご家族の想い、これからの暮らし方によって異なります。
まずはそれぞれの選択肢を知り、ご自身に合った住まいのかたちを一緒に考えてみませんか。

目次

よくある3つの相談パターン

ひとつ目は、現在お住まいの家が古くなり、建て替えるか、この家を活かしてリノベーションするかで迷われているケース。

ふたつ目は、親御さんやご親族から受け継いだ古い家を、解体して新築にするか、住み継ぐかを検討されているケース。

そして三つ目は、新築を建てるか、中古住宅を購入してリノベーションするかで悩まれているケースです。

これらに共通して言えるのは、「どちらが正解か」は一概には決められないということ。重要なのは、まず建物の状態を正しく把握することです。

雨漏りや家の傾き、シロアリ被害など、構造に大きな問題がある場合は修繕費が高額になることもあります。
一方で、状態が良ければリノベーションという選択肢が現実的になることも少なくありません。

さらに、家の規模や立地、周辺環境、法的な条件、将来の家族構成まで含めて、総合的に判断することが大切です。

なんば建築工房では、それぞれの状況に合わせて、新築・リノベーション双方の視点からご提案を行っています。


建替えのメリット・デメリット

新築を選ぶ最大のメリットは、自由な間取り設計が可能なことです。
敷地の形状や暮らし方に合わせてゼロから設計でき、断熱・耐震などの性能面でも最新基準に対応しやすくなります。
一方で、デメリットとしては、リノベーションに比べると割高になりやすかったり、建て替えの場合は解体前と同じ規模の家を建てることが法的に難しい場合もあります」

建替えのメリット

  • 間取りや性能を一から自由に計画できる
    断熱・耐震・省エネ性能を最新基準で整えやすく、理想の暮らしをゼロから形にできます。
  • 老朽化や構造上の不安をリセットできる 
    雨漏りや傾き、シロアリ被害などの心配がなく、将来のメンテナンス計画も立てやすくなります。
  • 住宅ローンや各種制度を利用しやすい
    新築向けの補助制度やローンを活用できるケースが多いのも特徴です。

建替えのデメリット

  • 解体費用・仮住まい費用がかかる
    建物の解体や引っ越しが必要となり、総費用が大きくなりがちです。
  • 思い出の詰まった家を残せない
    代々住み継がれてきた家や古民家の趣を引き継ぐことはできません。
  • 法規制により同規模で建てられない場合も
    接道条件や用途地域によって、以前より小さな家になるケースもあります。

建替えに向いている方

  • 家全体が老朽化・傾き・シロアリ被害が大きい
  • 耐震性能が極端に不足している
  • 道路付け・敷地条件が良く、法的制限が少ない
  • 間取りを大きく変えたい / 2世帯対応など
  • 新築ならではの性能や最新設備に魅力を感じる

リノベーションのメリット・デメリット

リノベーションのメリット

  • 建物の良さや思い出を活かせる
    古民家や実家の柱・梁などを残しながら、今の暮らしに合う住まいへ整えられます。
  • 建替えよりコストを抑えられる場合がある
    建物の状態次第では、解体を伴わず費用を抑えた計画が可能です。
  • 立地や環境をそのまま引き継げる
    住み慣れた地域や敷地条件を変えずに住まいを更新できます。
  • 固定資産税が上がりにくい

リノベーションのデメリット

  • 建物の状態によっては想定以上の費用がかかる
    解体後に劣化が見つかると、追加工事が必要になる場合があります。
  • 構造や法規制による制限がある
    間取り変更や性能向上に限界が出ることもあります。
  • 完成形がイメージしにくい
    新築に比べ、完成後の姿を具体的に想像するには経験と工夫が必要です。
  • 駐車場が確保できないなど、敷地利用に限界がある場合も
  • 断熱・耐震性能の確保には、経験のある工務店の判断が必要

リノベーションが向いている方

  • 思い出のある実家・祖父母の家を残したい
  • 古民家や梁・柱など味わいのある素材を活かしたい
  • 費用を抑えて快適に暮らしたい
  • 既存の基礎・構造がしっかりしている
  • 法規制の関係で建替えすると小さくなってしまう

正田 順也 (まさだ じゅんや)

大阪生まれの奈良育ち。大学進学をきっかけに岡山へ移住し、住宅業界歴は30年超。
職人の伝統技術を活かすため、古民家再生・空き家利活用・地域づくりに力を入れている。

(一社)全国古民家再生協会岡山第一支部 代表理事
(一社)全国空き家アドバイザー協議会 岡山県倉敷支部 事務局長
町おこし団体 下津井シービレッジプロジェクト 事務局長
古民家鑑定士インストラクター ほか

なんばの古民家を体験できる展示施設